応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
レーザー干渉計による重力波検出
TAMA300の光技術
三尾 典克
著者情報
ジャーナル フリー

1997 年 66 巻 9 号 p. 939-945

詳細
抄録

現在,東京都三鷹市にある国立天文台の敷地内に,長ざが300mのレーザー干渉計型重力波検出器が建設されている.この計画はTAMA(多摩)という名前で呼ばれており,平成7年度から5年間で干渉計の建設を行い,重力波検出のための技術的な開発と観測に必要な体制作りを目的としている.本稿では,世界の動向をふまえながら,この干渉計(TAMA300)を作り上げるための光技術を中心に解説をする.

著者関連情報
© 社団法人 応用物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top