生産研究
Online ISSN : 1881-2058
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71 巻, 2 号
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特集 モビリティ・イノベーションがもたらす未来社会
特集に際して
研究解説
  • 郭 鐘聲, タン ジェフリ トゥチュアン, 荒川 大輝, 須田 義大, 平沢 隆之, 荒木 敬造, 水野 晃, 堀口 宗久
    原稿種別: 研究解説
    2019 年 71 巻 2 号 p. 63-67
    発行日: 2019/03/01
    公開日: 2019/03/30
    ジャーナル フリー

    本研究では,ナロービークルの操舵安定性の向上を目指し,車体の傾きに従って機械的に追従するパッシブ前輪を有する3 輪ナロービークルを提案し,シミュレーションおよび実車実験により操舵安定性について評価した.実車実験の結果との比較により,提案した車両モデルがパッシブ前輪車両の車両ダイナミックスを正確にシミュレーションできることが確認でき,その車両モデルに基づく実車両の改良により,操舵安定性を改善することができた.

  • 河野 賢司, 菅 瞭介, 須田 義大, 須藤 裕之
    原稿種別: 研究解説
    2019 年 71 巻 2 号 p. 69-73
    発行日: 2019/03/01
    公開日: 2019/03/30
    ジャーナル フリー

    自動車周囲の交通状況の認識にはセンサが重要な役割を果たしている.光学センサやミリ波レーダーを利用した歩行者検知システムが普及する一方で,見通しが悪い交差点など物陰の歩行者検知は容易ではない.本稿では,歩行時の靴底と路面間の接触剥離に起因する人体周囲の空間電位変動を利用した歩行者検知手法を提案するとともに,本手法による物陰の歩行者検知の可能性をシミュレーションと実験を通じて検討した.

  • 中村 奨, 小野 晋太郎, 川崎 洋
    原稿種別: 研究解説
    2019 年 71 巻 2 号 p. 75-80
    発行日: 2019/03/01
    公開日: 2019/03/30
    ジャーナル フリー

    震災や豪雨などの災害時の道路異常や,観光地やイベントに伴う渋滞といった,非日常的な状態を理解することが交通マネジメントにとって重要である.そのため,これまで多くのセンサが開発され実際に利用されてきたが,近年,一般車への搭載が急速に増加している,ドライブレコーダーの情報利用ができれば,道路空間における非日常の理解が大幅に進むことが期待される.そこで我々は今回,非日常事象の一つとして冠水に注目し,これをドライブレコーダー映像から,深層学習を用いて自動検出する手法を提案し検証した.このような異常事象はデータ自体が少ないため,学習のためのデータが不足していることが多い.そこで,本論文では,路側から撮影された画像や,CG による合成画像を用いた転移学習によりこの問題の解消を目指す.提案手法の有効性を確認するために,実際にデータセットを作成し,実際のドライブレコーダー映像に用いて,冠水シーンの検出精度の比較検証を行った.

  • 平沢 隆之, 坂井 康一, 大口 敬, 河野 賢司, 小野 晋太郎, 山口 憶人, 須田 義大
    原稿種別: 研究解説
    2019 年 71 巻 2 号 p. 81-83
    発行日: 2019/03/01
    公開日: 2019/03/30
    ジャーナル フリー

    フィンランドを発祥とするMaaS(Mobility-as-a-Service)は,世界各地の交通業界に現在大きな影響を及ぼしている.利用者本位の運輸連合スキームを有しない日本に於いても,交通系IC カードの相互利用可能化や公共交通基本データのオープン化の動きが付けられてきた.本論文は,約10 年に至る柏ITS 推進協議会の活動を総括し,「日本版MaaS」につながる千葉県柏市における今後の展望を述べた.なお本論文は,WCTR Society SIG G2 Vienna2018 講演発表アブストラクトの抄訳である.

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