主催: 日本地球化学会年会要旨集
地球の多くの特徴(海、プレートテクトニクス、磁場、生命の存在など)が初期地球と深く関連している一方で、初期地球に関する研究は、物的証拠が限られていることから、数々の困難をともなっている。一方、惑星形成論の立場から、初期地球がどのようなものであったのか(もしくはどうあるべきか)を推測することはある程度可能である。初期地球を考える上で、地球がどのようにして作られたのかを知ることは、地球のその後の進化の初期状態を与えるため重要である。そこで、本講演では、地球を含めた太陽系の惑星たちがどのようにして作られたのかについて、我々の研究成果を交えて最新のレビューを行う。