市立伊丹病院リハビリテーション室
2003 年 23 巻 2 号 p. 130-137
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語の意味記憶に関して,外傷性脳損傷例の臨床像を中心に考察した。症例の反応から意味記憶障害・失語症を鑑別する際の留意点を述べた。語が成立する前提となる,対象概念の成立にかかわる範疇化 (抽象化・汎化) の機能の重要性を指摘した。語の意味記憶障害には,語のネットワークの機能は保存されるが,個々の「項目」は失われる病態があることを指摘した。意味記憶障害例の経過観察から示唆される意味記憶の学習・形成に関し考察した。
失語症研究
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