東北大学 大学院工学研究科 土木工学専攻
前橋工科大学 社会環境工学科
2015 年 15 巻 7 号 p. 7_49-7_59
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本論文では、東日本大震災で発生した液状化被害から、あるいはその解釈から、読み取れる現状の液状化研究の課題のいくつかを取り上げ、著者らの考えを述べている。具体的には、地盤の液状化予測判定法に関する課題、液状化による地盤の沈下量評価に関する課題、河川堤防の液状化被害に見る課題等を、被害事例や実験結果に基づいて論じている。今次の被害を現状の技術の延長線上でとらえることに限界があることを示し、新たな概念に基づく液状化被害の予測対策技術の開発が必要であることを述べている。
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