Tsunami Deposits of Tokai Earthquakes Preserved in a Coastal Marsh Sequence at Osatsu, Toba, Central Japan, and Their Magnetochronological Dates

Hisayo Okahashi; Shusaku Yoshikawa; Muneki Mitamura; Masayuki Hyodo; Takashi Uchiyama; Mieko Uchiyama; Tsuyoshi Haraguchi

doi:10.4116/jaqua.40.193

鳥羽市相差の湿地堆積物中に見いだされた東海地震津波の痕跡とその古地磁気年代

岡橋久世, 吉川周作, 三田村宗樹, 兵頭政幸, 内山高, 内山美恵子, 原口強

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キーワード: 津波堆積物, 東海地震, 歴史地震, 古地磁気学, 鳥羽市相差

ジャーナルフリー

2001 年 40 巻 3 号 p. 193-202

DOI https://doi.org/10.4116/jaqua.40.193

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抄録

三重県鳥羽市相差宇塚の湿地において,地層抜き取り装置を用いて定方位柱状堆積物試料を採取し,肉眼と実体顕微鏡による岩相観察および堆積物の古地磁気測定を行った.その結果,淡水成泥質堆積物中に2枚の不淘汰な砂層を見いだした.この砂層には,貝殻・有孔虫など海生化石が含まれる.古地磁気永年変化の磁気層序対比および歴史津波史料に基づくと,これら2枚の砂層は1707年宝永地震と1605年慶長地震の津波堆積物である可能性が高い.

責任著者(Corresponding author)

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