ラウリン酸, ステアリン酸, オレイン酸, エライジン酸, リノール酸の大過剰のアルコールを用いるエステル化は高圧で促進された。ラウリン酸のメチル, エチル, i-プロピル, n-ブチル, i-ブチル, 及びs-ブチルアルコールを用いてのエステル化における活性化体積は-13~-21cm3/molであった。不飽和脂肪酸のオレイン酸, エライジン酸, リノレン酸とメチルアルコールとのエステル化は加圧するとより強く促進され, その活性化体積は-27~-33cm3/molと計算された。長鎖脂肪酸のメチルアルコールによるエステル化の溶媒としてジクロロメタンを用いると, 反応は圧力により非常に大きく加速され, その0.4MPaから200MPaの範囲における活性化体積は-80cm3/molに達した。ジクロロメタン中の反応における圧力効果はリノール酸以外では非常によく似ていた。