収穫作業時の自脱コンバインは,刈株を乗り越えながら作業を行うため,機体振動は平地走行時に比べ大きくなる場合がある。また転輪配置は,機体振動に影響を及ぼす。本研究では,乾田ほ場における横刈り作業時の振動抑制が可能な転輪配置の検討のために,上下・ピッチング・前後方向の運動方程式を用いて,様々な転輪配置で横刈り作業を想定した走行シミュレーションを行った。その結果,振動抑制が可能な転輪配置として,芯金を第1-3転輪が同時に乗り越える時,芯金間中央を第2-4転輪が同時に乗り越え,かつ刈株を第1転輪,第4転輪,第3転輪,第2転輪の順で次々に乗り越えるように配置する方法が考えられた。
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