廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第27回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A6-1
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A6 廃棄物管理・計画2
高齢者ごみ出し支援事業における多主体連携の実態:北九州市の事例をもとに
*佐々木 春菜松本 享
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抄録

 現在、北九州市での高齢者福祉収集事業は、北九州市環境局が実施している「ふれあい収集」、北九州市福祉協議会が実施している「ふれあいネットワーク活動」、北九州市シルバー人材センターが実施している「ワンコインサービス」の3事業が共存して行われており、利用者である高齢者側が事業を選択できるようになっている。北九州市役所は、支援制度の収集体制については直営、ごみ出し支援料金については無料、収集の際の安否確認についてはごみ・資源物が出ていない時のみ声掛けを行う、という形態である。また、社会福祉協議会は見守りが必要な高齢者に対して支援事業の一環として必要に応じてごみ出しを行っており、シルバー人材センターにおいては支援内容の時間毎に金額が決められている。
そこで、本研究では北九州市で行われている高齢者福祉収集3事業を対象に、福祉収集の実施者を対象とした実態調査を行い、現状を把握した。これにより課題、改善点の抽出を行った。

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© 2016 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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