この研究では都市開発においてその場所に暮らす人々とその場所を開発する側の立場の人々-ゼネコンや行政、自治体などの間の対話を促す為のヴィジュアルコミュニケーションツールの開発を目的とし、さらには、デザイナーやアーティストの社会での新しい役割-まちづくりや文化の形成に反映させる為のメディエイターとしての役割を創造することを目的としている。ヴィジュアルアート/デザインの手法をを分析/分解し、さらには社会人類学や民俗学、構造主義や記号論を取り入れ、社会を俯瞰し未来をイメージする力を市民と共有し視覚化することで、従来のサービスを提供する側と享受する側という社会システムに疑問を問うクリティカルアプローチである。