東京都環境科学研究所 調査研究科長
2015 年 36 巻 6 号 p. 319-321
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東京をはじめとする大都市ではヒートアイランド現象が問題となっているが,都市内に存在する緑地は,自らがクールアイランドやクールスポットを形成し,都市の気候緩和に貢献していることが知られている。ここでは,関連する研究の一部を紹介したが,都市のヒートアイランド現象やその緩和対策の定量的な評価において,都市や緑地表面の熱や放射のやり取りに関する調査・解析が欠かせない。今後,こうした研究のさらなる深化が求められており,表面の科学を専門的に扱う日本表面科学会に期待するところは大きい。
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