化学と生物
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解説
ピエゾマイクロインジェクション法を用いた哺乳類初期胚発生研究
吉田 真子
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2010 年 48 巻 5 号 p. 320-325

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抄録

ピエゾ駆動式のマイクロインエジェクション法は1995年に初めてマウス卵子の顕微授精に採用され,マウスの成熟卵子に対するマイクロインジェクションの効率を画期的に改善した技術である.以来,クローン動物の作出やトランスジェニックマウスの作製などにも応用され,現在では哺乳類初期胚発生研究に欠くことのできない実験手法の一つとなった.ここでは,ピエゾマイクロインエジェクション法と精子由来タンパク質であるPLCZ1に関する研究について解説する.

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© 2010 by Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry
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