1990 年 16 巻 6 号 p. 1252-1255
毛管内のPoiseuille流れを利用した微粒子径 (約0.1-12μm) の迅速測定法について検討した.実験結果は, “Tubular Pinch” 効果と呼ばれる年輪状の高濃度環の大きさを使って解析した.その結果, 流体および粒子の種類によらず, 粒子の半径方向の停留位置はReynolds数で相関できることが判った.さらに, 低Reynolds数領域では, 粒子の検出ピークが一定の保持時間を持たないか, あるいは消失する不安定領域が存在することが判った.