滋賀医科大学社会医学講座福祉保健医学
2007 年 96 巻 1 号 p. 101-105
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わが国の国民医療費は年々高騰しており,その抑制は重要な課題である.国民医療費の中で最も多くを占めているのが循環器疾患の医療費である.高血圧は循環器疾患の危険因子であり,その長期にわたる治療や高血圧に起因する脳卒中などの予後不良なイベントを介して医療費を増加させることがわれわれのコホート研究で示されている.高血圧に関連した医療費の抑制のためには,生活習慣の改善による高血圧の予防や治療と,適切に選択された降圧薬による高血圧管理が重要である.
日本内科学会会誌
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