東京女子医科大学第一内科
2008 年 97 巻 6 号 p. 1177-1183
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COPDの発症は,喫煙を主とする有害物質の曝露による気道や肺の慢性炎症によりもたらされる末梢気道の狭窄病変や肺気腫病変に起因する.COPDでは炎症反応が異常に増幅しており,その要因として遺伝的素因が指摘されている.炎症細胞から産生されたプロテアーゼやオキシダントは炎症を促進し気道や肺を傷害する.近年,炎症とは別にアポトーシスや加齢によるCOPDの発症メカニズムも指摘されている.
日本内科学会会誌
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