京大大学院・農学研究科
茨城大・農学部
1999 年 8 巻 1 号 p. 51-54
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
沖縄本島から採集した5種のTetranychus属ハダニの休眠性を調べた.ナンゴクハダニの5個体群はすべて15℃ でもまったく休眠発現せず非休眠性であった.ミヤラハダニおよびナミハダニモドキも同様にまったく休眠発現しなかった.カンザワハダニでは個体群によって休眠発現率に変異が大きかったが,いずれも本土の個体群に比べて休眠率が著しく低く,ほぼ非休眠性の個体群もみられた.ナミハダニ(黄緑型)は18℃ では休眠発現することはなかったが,15℃ ではわずかながら発現し,休眠遺伝子が維持されていた.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら