消費者行動研究
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論文
ブランド・コミュニティにはどんなメンバーが参加しているのか
同一化を軸にした分類
羽藤 雅彦
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2020 年 26 巻 1_2 号 p. 1_2_1-1_2_22

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抄録

本研究は、ブランド・コミュニティに参加する数多くのメンバーをいかに分類すべきかについて検討したものである。コミュニティに参加するメンバーは、当該ブランドを好んでいるという点を除けば多様性に富んでいる。本研究では、彼/彼女らがコミュニティで維持している2つの関係性、メンバー同士の関係性とブランドとの関係性に着目しながら分類を試みた。具体的には、コミュニティとの同一化とブランドとの同一化という変数を用いて分析を行い、メンバーを4つに分類可能であることを発見した。さらに、いくつかの指標から各グループの特徴を検討し、メンバーがコミュニティに参加するなかでどのように変化していくかも考察している。

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© 2020 日本消費者行動研究学会
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