消費者行動研究
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特集論文
消費者行動における時間研究の展望
生活体系アプローチの視点から
磯田 友里子
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2024 年 30 巻 2 号 p. 2_49-2_64

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抄録

近年の消費者行動を理解するにあたり、時間は重要な概念である。しかし、既存の消費者行動分野における時間研究は、各々の関心や依拠する学問領域に基づいて細分化が進んでおり、時間にまつわる消費者行動の全体像が見えづらくなっている。そこで本稿では、消費活動を連続的な生活の営みの一部ととらえ、生活体系アプローチに基づく分析枠組みに照らし、時間と消費者行動の関係を「生活行動レベル」「消費行動レベル」「購買・買物、使用行動レベル」という3つの分析レベルに分けて考察する。さらに、研究対象となりうる時間の側面を「配分・交換可能な資源」「消費活動が遂行される環境・条件(コンテクスト)」「製品属性」に整理し、今後の研究の展望を示す。

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© 2024 日本消費者行動研究学会
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