日本接着学会誌
Online ISSN : 2187-4816
Print ISSN : 0916-4812
ISSN-L : 0916-4812
研究論文
三次元表面性状パラメータを用いた接着継手の強度評価
吉田 瞬木原 幸一郎磯野 宏秋杉林 俊雄
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 49 巻 6 号 p. 197-203

詳細
抄録

 エポキシ樹脂を用いた接着継手の接着面における表面性状が接着継手強度に及ぼす影響を明らかにするため実験的に検討した。 本報告では試験片形状を単純重ね合せ継手とし,被着体はアルミニウム合金A2017とステンレス鋼SUS304とした。接着面はガラスビーズを投射材としたショットブラスト加工により任意の表面性状とした。表面性状の評価には三次元で評価を行う ISO 25178-2:2012 (E) を用いた。 接着面は三次元表面性状パラメータであるスキューネス(Ssk), クルトシス(Sku)及び負荷面積率(Smr1, Smr2)の値それぞれをほぼ一定とし,表面粗さ(Sa)を変化させた。 実験より,接着面の表面粗さ(Sa)が接着継手強度に及ぼす影響はほとんどないことを示した。さらに,接着面の表面粗さ(Sa)の影響がほとんど無い粗さ領域において,被着体の剛性を含む材質の違いが接着継手強度に及ぼす影響を示した。

著者関連情報
© 2013 一般社団法人 日本接着学会
前の記事
feedback
Top