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不安障害研究
Vol. 5 (2013) No. 2 p. 102-109

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http://doi.org/10.14389/adr.5.102

資料

パニック発作は,10代から報告され,他の精神疾患との合併,成人後の精神疾患の発症と関連することが指摘されている。臨床上,睡眠不足等が誘発することは知られているが,データによる実証は十分とは言えない。本研究では,中高生を対象に質問紙調査を実施しパニック発作と睡眠習慣,就寝前習慣との関連について検討した。参加者は中高生719名で,睡眠等に関する生活習慣,パニック発作様症状の経験頻度等を質問紙によって尋ねた。回答の得られた699名中,パニック発作様症状を経験した者は全体の22.7%で,学年および男女による頻度の差はみられなかった。夜中12時を過ぎてテレビやインターネットを利用している者は,全体の58.0%に上りこれらの要因は,ロジスティック回帰分析で学年や性別,不安・抑うつを統制してもパニック発作様症状の経験と有意に関連していた。就寝前習慣の改善が,中高生においてもパニック発作の予防や改善に役立つ可能性が示唆された。

Copyright © 2014, Japanese Society of Anxiety Disorder

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