茨城県つくば市のユニバーサル・デサインのまちづくりを実現するために、イベントに焦点をあてUDの達成度を判定するチェックシステムを開発した。このシステムはデータベースを用いて、ユーザーが必要とするチェック項目を対話形式で動的に生成し、その回答に応じて判定結果と対策すべき具体的内容をユーザ一に返すものである。内容はチェック項目だけでなく、各項目の必要理由や解決方法等も表示することで、現場の点検評価を行いながらUD実践に取組めるような仕組みになっている。様々なイベントのあらゆる実施段階において多様な人々にUDの理念を持って対応するために何をすれば良いのかという回答を提示する本システムは、情報デサインとUDをあわせた提案である。