本作品は臨床獣医師のための鑷子(せっし)(ピンセット)改良に端を発する医療機器開発の成果である。犬猫に代表される小動物用の医療機器は非常に少なく、臨床獣医師たちはヒト用医療機器を使用し非常に大きなストレスを感じている。そこで獣医師のニーズに対応するため形状を見直し、使いやすく生体を確実に把持できる新しいコンセプトの「6角形型」マイクロピンセットを開発した。この最終試作品は獣医師から非常に高い評価を得ることが出来た。その後、改良を重ね、動物用医療機器として商品化を進めただけでなく、ヒト用医療機器、実験機器、工具などのラインナップを追加した。