デザイン学研究作品集
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3つの使用状況に対応したスーツケースハンドルの開発
松崎 元若生 然太大岩 孝嗣赤坂 拓郎
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2018 年 24 巻 1 号 p. 1_34-1_37

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抄録

 スーツケースは、使用状況の多様化と可搬重量の増加、そしてキャスター性能の向上から2輪で引く・4輪で押す両方の使い方が可能となり、現在、広く普及している。日本国内においては公共施設での事故が社会問題にもなっており、人込みでは体の近くで引くことが推奨されている。また高齢者の増加もあり、走行負担の少ない製品が求められている。本作品は、2段階の試作による検証で、それぞれの操作時におけるハンドルの握りやすい傾斜角度を割り出し、これに基づいてグリップの造形を行ったものである。更にパーツの減数とコストの削減を行い、持ち上げる際のピックアップハンドルとしても使うことができる。市場への投入にあたって、まずはシニア女性をターゲットとした製品のハンドルに採用した。今回の開発で、ハンドル形状の工夫による操作の向上と負荷の低減を確認することができた。

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© 2019 著作者
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