デザイン学研究作品集
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エルゴノミクスに基づきユニバーサルデザインを目指したワークステーションの開発
増澤 高志中迫 勝森本 一成
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2001 年 7 巻 1 号 p. 2-7

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抄録
パソコンの普及は仕事と生活に多大な影響をもたらした。特に障害を持つ人にとっては就労を含めた社会参加のためのなくてはならない手段の一つとなっている。しかし一方では、体に合わない作業姿勢や環境、キーボード及びマウスの反復作業などによる頸肩腕障害をはじめとした、OA作業による筋骨格系の健康障害が広く発生している。それは、障害を持つ人にとっては障害のない人より一層深刻な問題になっている。当該ワークステーションは、障害の有無に関わらず、パソコン作業を快適にできるようにするために、多くのアジャスト機構とともに、前腕を支持し、安定させることにより、頸・肩への負担を軽減させる。障害を持つ人にとっては操作性を向上させるだけではなく、その作業をし続ける条件の一つとなることを目指している。
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© 2001 著作者
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