障害科学研究
Online ISSN : 2432-0714
Print ISSN : 1881-5812
資料
視覚障害特別支援学校の早期教育相談に対する教師の自己効力感に影響を与えた契機の分析
奈良 里紗小林 秀之
著者情報
ジャーナル フリー

2019 年 43 巻 1 号 p. 33-46

詳細
抄録

本研究では、視覚障害特別支援学校の早期教育相談における相談内容に対するベテラン教師の自己効力感に影響を与えた契機について明らかにすることを目的とした。参加者は1)早期教育相談担当経験が7年以上、2)教育相談に関する分掌の主任経験者、3)視覚障害領域の特別支援学校教諭免許状を保有する教師12名で、相談内容別に効力感契機を半構造化面接により尋ねた。質的分析手法により616件の契機が抽出され、これらをカテゴリ化した結果、65個の小カテゴリからなる8個の大カテゴリが生成された。視覚に関連する相談、育児相談、発達相談、心理的な相談は、日々の教育活動や研修、就学相談は就学指導委員会、地域の幼稚園等への支援は巡回の経験、医療に関する相談は他職種との連携により、それぞれ自己効力感を高めていることが特徴的であった。

著者関連情報
© 障害科学学会
前の記事 次の記事
feedback
Top