広告科学
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知財高判『テレビCM原版事件』(平成24年(ネ)第10008号)から判明した広告界の問題点と解決策の提言
梁瀬 和男
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ジャーナル オープンアクセス

2017 年 61 巻 p. 1-

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抄録

平成24 年10 月25 日の知財高裁判決「テレビCM 原版事件」はCM 業界の四半世紀にわたる懸案事項「テレビCM の著作権問題」に明確な結論を出した。その結果、一般的に、広告作品の著作権者が「グラフィック制作物の場合は制作者又は制作会社」、「テレビCM の場合は広告主」となり、広告関係者はこの異常な「ねじれ現象」に直面することになった。この機会に、広告作品と著作権の関係を概観し、この知財高裁の判決を分析して、「ねじれ現象」解決への提言をしたい。

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© 2017 日本広告学会
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