事故大気放出による環境影響の迅速把握方法の検討

抄録

事故時施設外対応の合理的かつ効率的な立案・実施及びその計画立案には、原子力施設事故時に大気放出される放射性物質の環境影響の総体を迅速に把握するための方法論の検討が不可欠である。福島第一原子力発電所事故を対象に、事故影響総体の当時の影響把握の程度、現時点で振り返ってどこまで把握できたはずであるか、さらに原子力施設周辺の現状のモニタリング体制によりどこまでできるかについて検討する。