京都大学・神戸大学
2025 年 63 巻 p. 83-90
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TICADの歴史では、政府からビジネスや市民社会などへの裾野の広がりが生じてきた。TICAD9は、反開発・反包摂を掲げるトランプ政権発足という厳しい状況の下で開かれた。決議である横浜宣言では包摂的な開発の理念は保たれたが、同宣言は都市インフォーマル部門の等閑視という植民地以来の分断には沈黙している。さらにTICADは、日本社会の一部に広がる排外的情動にどう対応するかという深刻な課題に直面する契機にもなった。
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