2026 年 64 巻 p. 16-22
2024年10月にボツワナ共和国(以下、ボツワナ)で行われた国民議会選挙で初めての政権交代が起きた。ボツワナでは1966年の独立以来、ボツワナ民主党(Botswana Democratic Party: BDP)がすべての複数政党制選挙を制してきたが、2024年選挙で野党連合の「民主改革のためのアンブレラ(Umbrella for Democratic Change: UDC)」が勝利した。政権交代の要因としては、(1)貧困格差、高い失業率、経済低迷といった経済社会状況の悪化、(2)国民の現政権への失望、大統領と前大統領の決裂による与党内の分裂、(3)野党連合による効果的な選挙キャンペーンが挙げられる。