アフリカレポート
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時事解説
ガーナ最高裁判所長官の罷免――新大統領による長官の停職処分に着目して――
吉﨑 日菜子
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2026 年 64 巻 p. 23-30

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抄録

2024年12月の大統領選挙によって政権交代が生じたガーナでは、ジョン・マハマ(John Mahama)新大統領が、2025年4月にガートルード・トルコルヌー(Gertrude Torkornoo)最高裁判所長官を停職する異例の処分を下した。これは長官の罷免を求める請願書3通が提出されたことをうけた対応である。その後の調査委員会の勧告により9月1日付で同長官は罷免された。表向きは長官による越権行為に対する司法の健全性維持を理由とした処分だが、背景には同国の二大政党による勢力争いがある。さらに、この勢力争いは大統領が有す様々な公的ポストの任命権によって助長されている。このような勝者総取り制度と、近年特に高まりをみせている国民の司法への不信感が、今回の処分を後押しした。

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© 2026日本貿易振興機構アジア経済研究所

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