画像電子学会年次大会予稿集
Online ISSN : 2436-4398
Print ISSN : 2436-4371
Media Computing Symposium in Nagano 2005 - 画像電子学会 第33回年次大会予稿集 -
セッションID: 05-44
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9:00-10:30 座長:新谷 幹夫(東邦大学)
パーティクルを用いた蜃気楼の表現
*中進 美孝吉岩 聡西尾 孝治小堀 研一
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録
パーティクルは,境界の不明確な形状を効果的に表現できる手法の一つである.本稿では,入力した風景画像に対して蜃気楼効果を付加する手法を提案する.蜃気楼は,温度の異なる空気層間での光の屈折により,対象形状が変形して観測される自然現象のことである.提案手法では,まず視点と入力画像間に透明な球群を配置する.この球群の配置位置には,自然現象がもつ特有の揺らぎを考慮するため,水平・垂直方向に揺らぎを与える.そして,球群に対して屈折効果のみのレイトレーシングを適用する.蜃気楼のもつ反転や伸縮といった効果は,配置した球群の屈折率により制御でき,各々の球の屈折率と位置を時間変化とともに変更することでアニメーションを生成することができる.
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© 2005 一般社団法人 画像電子学会
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