主催: 画像電子学会
共催: 大阪工業大学, 社団法人 情報処理学会
3Dモデルの陰影を簡単な操作で演出可能にするためのトゥーンシェーダーを提案する.近年NPRの分野では,トゥーンシェーディングを初めとして陰影をアーティスティックに表現する技法が多く研究されてきた[1].しかし,多くの制作の現場で必要とされている,3次元上でアーティストが簡単に手早く陰影を演出するための枠組みを実現するには至っていない.これを実現するため,本提案では,陰影をペイントブラシで直接モデルに描き込み修正できるトゥーンシェーダーを開発し,直観的なインターフェースで陰影編集を可能にした.また,キーフレームによる陰影補間でユーザーが編集する手間を軽減している.さらに,カメラの制御やライティングの変更に対しても修正した陰影が滑らかに追従するので,ユーザーの自由なタイミングでの陰影の修正が可能になっている.