主催: 画像電子学会
共催: 大阪工業大学, 社団法人 情報処理学会
ボリュームデータを視覚化する際に,空間的位置の把握が困難であったり,遮蔽効果によって奥の情報がわからなかったりする問題を解決する有力な方法として,力覚化が知られている.しかし,誤った力覚化は,問題を解決できないばかりか,ユーザに間違えた情報を与えてしまう.それを避けるためには,与えられたデータに対して,適切な力覚伝達関数(HTF:Haptic Transfer Function)を設計することが重要である.本論文では,近年撮像装置の発展により,急速に関連研究が発展しつつある拡散テンソル量に注目し,力とトルクを用いた6自由度のHTFを提案する.さらに,PHANToM Premium 3.0を用いた実装系の有効性を,ユーザ評価実験を通じて検証する.