日本地理学会発表要旨集
2008年度日本地理学会秋季学術大会・2008年度東北地理学会秋季学術大会
セッションID: 317
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上田市における都市と郊外の温位勾配とヒートアイランド強度の時間的変化
*榊原 保志高橋 政宏浜田  崇
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抄録

長野県上田市において、2006年4月~2007年3月データロガーによる定点観測を行った。データロガーは都市高層建築屋上、都市地上、郊外急坂、郊外地上の4箇所に設置した。都市・郊外の温位勾配と都市と郊外の気温差の日変化との関係を検討したところ、市街地の逆転強度は10時付近で極大14時過ぎに極小を示し,夜間は等温位に近い.一方,郊外は16時に極小を示し,日中は逓減,夜間は逆転状態であった.逆転強度は日没前から徐々に増大し,22時頃から安定する.ヒートアイランド強度は12時前に負になるが,正午以降徐々に増加し,18時過ぎに最大になり,日の出を向かうにつれて徐々に小さくなる.

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© 2008 公益社団法人 日本地理学会
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