日本地理学会発表要旨集
2010年度日本地理学会秋季学術大会
セッションID: 218
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森林資源の燃料化に対する山林所有者の意識モデルの構築
*植本 琴美
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抄録

本研究では、地域の木質バイオマス資源を地域の基幹産業である施設園芸に活用することで、エネルギーの自立、地域産業の活性化、地域の森林環境の保全を図ることを経営目標とした地域経営システムの構築を目指している。本事業で目指す地域経営システムは、木質バイオマス事業に対する農家および山林所有者の振る舞いによって、成り立っている。よって、木質ペレットボイラーを導入するかどうかの需要側の判断モデルと森林資源を木質ペレットの原料として供給してくれるかどうかの供給者側の協力モデルの意識モデルを組み合わせることによって、地域経営システムの全体像は構成されている。本稿では、木質ペレットの原料の供給源である森林の現状を把握し、森林資源を燃料として利活用することに対する山林所有者の意識構造モデルを構築した。

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© 2010 公益社団法人 日本地理学会
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