日本地理学会発表要旨集
2013年度日本地理学会春季学術大会
セッションID: P001
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発表要旨
日本のコモンズと地理学
*池谷 和信
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抄録

1.はじめに コモンズの研究は、2009年にノーベル経済学賞を受賞したオストロム教授の研究によって知られるようになり、人文社会科学の基礎研究の一つになっている。彼女は、日本を含めた世界各国での現地調査をもとに、林野や漁場などの地域共用資源の管理は、地域コミュニティーが中心となって管理することが効率的であることを理論的、実証的に示した。 日本においても、法社会学、環境社会学、人類学などでコモンズ研究が蓄積されてきた。しかし、これまでの地理学では、入会林野に関する研究動向が紹介され(藤田1977)、日本を対象にして農山漁村の資源利用と管理の研究が蓄積されてきた(池谷2003ほか多数)にもかかわらず、これらとコモンズ研究との関係は明らかにされてはいない。

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© 2013 公益社団法人 日本地理学会
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