日本地理学会発表要旨集
2019年度日本地理学会春季学術大会
セッションID: S301
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発表要旨
過去の台風と大雨の時空間変動を探る歴史災害気候学
*三上 岳彦
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キーワード: 台風, 大雨, 歴史災害気候学
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抄録
「歴史災害気候学」では、歴史学的観点から古文書・災害史料に基づいて自然災害の実態を記述する「歴史災害」研究や、防災的な観点から自然災害の発生状況やその対策を検討する「防災工学」研究とは異なる視点から、「自然災害をもたらす豪雨や強風の発生原因としての気象要因(台風、前線・低気圧活動など)」を過去に遡って気候学的に検証・解析することを目指している。
そこで、自然災害をもたらす気象要因として、強雨や休風の発生頻度に着目し、その長期変動特性を歴史天候史料から明らかにする試みを行った。
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© 2019 公益社団法人 日本地理学会
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