主催: 公益社団法人 日本地理学会
会議名: 2023年度日本地理学会春季学術大会
開催日: 2023/03/25 - 2023/03/27
近年,ドローン空撮とSfM - MVS技術の普及により,高解像度な地形データを短時間で取得できるようになった(内山ほか,2014など).これに加え,車の自動運転向けにLiDAR装置の需要が高まり,LiDARの小型化・高性能化・低価格化が急速に進んだ.これにより,十数万円のLiDARを用いた計測装置を活用できるようになり,LiDARを用いた地形計測が容易になった.岩佐ほか(2022)は,熊本地震の地震断層について簡易LiDAR計測を行い,数十メートル四方の比較的狭い範囲でその精度と有効性を検証している.本発表では,この装置を利用して比較的広範囲の地形計測を行い,その有効性を検討する.