日本補綴歯科学会誌
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専門医症例報告
慢性歯周炎患者の中間欠損に対し接着ブリッジにより機能回復を行った症例
上原 淳二
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2 巻 (2010) 2 号 p. 102-105

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抄録

症例の概要:患者は62歳の女性.慢性歯周炎に起因し生じた上顎中間欠損に対し,患者の希望する接着ブリッジにより機能回復を図った.
考察:上顎右側第一小臼歯欠損に対し装着した接着ブリッジは3年経過後,犬歯部支台装置の脱離が生じた.しかし,歯質切削量が少ない本法の特徴から,支台歯への影響はなく,再度同様の方法で機能回復を行うことができた.上顎左側第二小臼歯,第一大臼歯部欠損に対しては,動揺の存在する歯を支台歯に含め接着ブリッジにより機能回復を行った.いずれも3 年以上経過し,良好な経過が得られている.
結論:慢性歯周炎による部分欠損,動揺歯の存在する本症例において,接着ブリッジによる機能回復により長期的に満足のいく経過が得られた.

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© 2010 社団法人日本補綴歯科学会
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