日本調理科学会大会研究発表要旨集
平成14年度日本調理科学会大会
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熊本の菓子に対する嗜好の実態
沼田 貴美子平田 美由紀
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キーワード: 菓子, 嗜好, 熊本
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p. 60

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抄録

熊本の菓子に対して大学生はどんな印象や嗜好を持っているのかその実態を探ることを目的に調査した。菓子の認識度や印象調査及び代表的な菓子の官能検査を実施し検討した。試料は朝鮮飴·松風·いきなり団子, 対照にスナック菓子を用い評点法で評価させた。調査対象者は大学生98人, 調査時期は2001年11月であった。菓子の物性を測定し嗜好との関連性も分析した。その結果, 朝鮮飴のかたさを女子学生が好み, 男子学生は外観を好む傾向にあった。松風は干菓子特有の食感が男女共に好まれた。いきなり団子は女子学生が餡入りを男子学生は餡の有無に関わらず好む傾向にあった。スナック菓子は味と食感が男女共に好まれた。また物性の測定では菓子特有の波形を示し嗜好度との間に関連性がみられた。

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© 2002日本調理科学会
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