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食品の色彩嗜好と近年、関心が高まっているテーブルコーディネートに関する色調の好みなどとの関連について、7∼12歳の小学生とその親世代である30·40代の、世代による考え方の違いについて比較検討した。小学生の男女計313名、30·40代の男女計226名、合計539名を対象に、アンケート用紙とカラーチャートを提示し、1997∼2000年にかけて調査した結果を報告する。料理の色の組み合わせに関心があるかについては、親世代、子世代ともに「関心がある」と答えた者が多かったが、親世代の方がその傾向が強かった。料理の色の組み合わせについては、子世代では様々な色を選択していたのに対して、親世代では配色に一定の関係がみられた。テーブルクロスに使用したい色は、子世代と親世代では違いがみられた。一方、食べ物の色彩識別と食卓周辺環境の色彩識別は区別されており、食卓周辺環境については、四季をイメージする色との関連性が高かった。