日本調理科学会大会研究発表要旨集
平成17年度日本調理科学会大会
セッションID: 1C-a4
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口頭発表
高コレステロール食投与ラットの発芽ゴマの生体内脂質改善効果
*辻原 命子石山 絹子長島 万弓福田 靖子
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抄録


目的 生体にとって活性酸素による酸化ストレスは大きな傷害とされている。発芽玄米のように種子の発芽初期を食品化するとGABAなど機能性成分が増加すると報告されており、本実験では高リグナン種のごまぞうと従来種の金ゴマの発芽食品についてラットに経口的に投与した場合の生体に及ぼす影響ならびに活性酸素消去効果について調べ、調理食品としての利用拡大を目的に検討した。
方法 生後6週齢のWistar系雄ラット45匹を用い、カゼイン25%、コーンオイル9%、セルロース4%、ミネラル混合4%、ビタミン混合2%およびコーンスターチ56%の基本食に発芽金ゴマ、金ゴマ(セサミン1.60mg/g・セサモリン0.35mg/g)、発芽ごまぞう、ごまぞう(セサミン3.57mg/g・セサモリン2.15mg/g)をそれぞれ10%ずつ添加した。さらにコレステロール1%とコール酸0.25%添加した高コレステロール食群とコレステロール無添加食群の2群にわけ、基本食投与の対照群と合わせて9群とし3週間飼育した。飼育終了後、解剖して採血し、肝臓を摘出した。血清成分(コレステロール、トリグリセリド、TBARS、8-OHdG)、肝臓の総脂質、コレステロール、トリグリセリドおよびTBARSを測定した。
結果 体重および平均飼料摂取量は群間に有意差がなく、血清の総Cholはコレステロール添加食群で発芽金ゴマ群に比べて発芽ごまぞう群が低下した。TGはコレステロール添加食群・無添加食群のいずれもごまぞう群が低下の傾向で、とくに発芽ごまぞう群が最も低値となった。肝臓の総脂質はコレステロール添加食群の発芽ごまぞう群が発芽金ゴマ群に比べて低く、コレステロール値は群間に有意差がみられなかった。

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