日本調理科学会大会研究発表要旨集
平成27年度大会(一社)日本調理科学会
セッションID: 2A-p2
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口頭発表
大学生の調理知識・技能習得の自己評価に関する研究-第二報-
*上岡 はつみ次田 一代大下 市子鈴木 明子
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抄録
【目的】調理と栄養に関する知識・技能習得に関して、第一報では教育系、栄養系、家政系の学生を対象に調査した。その結果、「食事の役割を知っている」や「食品を組み合わせてとる必要があることを知っている」などの項目は自己評価が高く高校までの教育成果は認められたが、実践するための知識・技能の項目は低かった。そこで、大学での半期調理実習受講後に同様の調査をおこない分析・考察した。

【方法】広島県内私立大学の管理栄養士養成課程の女子大学生106名を対象として、調理実習受講前(2014年9月)と調理実習受講後(2015年1月)に調理と栄養に関する知識・技能(知識・理解29項目、技能・表現26項目、創意工夫3項目、成長1項目)59項目について、1(全く思わない)、2(あまり思わない)、3(そう思う)、4(とてもそう思う)の4段階自己評価で調査した。有効回答率は97.2%であった。

【結果】受講前の59項目の平均は2.55、受講後の平均は2.93であった。実習前後で自己評価が高まった項目は、知識・理解領域「1日分の献立を立てる仕方を知っている」前2.15・後2.85、技能・表現領域「材料を適切に切ることができる」前2.41・後3.04であった。一方、知識・理解領域「食品を組み合わせてとる必要があることを知っている」は前3.37・後3.39、技能・表現領域「楽しく食事をするための工夫ができる」は前2.62・後2.85「健康に良い習慣を実践している」は前2.40・後2.53と変化が小さかった。知識だけでなく実践をともなう項目については、半期の実習後においても自己評価が高まらない傾向にあることがわかった。
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© 2015 日本調理科学会
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