筑波大学ビジネス科学研究科
2010 年 9 巻 12 号 p. 873-918
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本稿では、武田薬品の「ロゼレム」を対象として医薬品のイノベーション・プロセスを分析し、その成功要因を探る。既存研究ではイノベーション・プロセス上流の探索段階を扱うものが多かったが、本稿では、下流の臨床試験や当局への申請(NDA)、マーケティング・販売段階にも焦点を当てる。事例分析より、世界的な新薬開発競争のなかで武田が「ロゼレム」の開発に成功した主たる要因として、「同時開発アプローチ」など開発期間重視のマネジメントが指摘される。
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