Dihydrostreptomycin及びStreptomycinの新化学的定量法 (比色定量法) の研究 第2報

新定量法の改良並びに2, 3の検討

抄録

第1報には, N-Methyl-l-glucosamineの呈色反応に基ずくDihydrostreptomycin及びStreptomycinの新化学的定量法を報告したが, その感度が低く, 定量時間が長い欠点があるので, 種々実験を進めた結果, その欠点をなくする方法 (改良法) を発見した。また, 本方法の信頼性について統計的な研究をおこない, 併わせて実際例について本方法をBioassayまたはMaltol-assayと比較したので, その結果について報告する。