The Japanese Journal of Antibiotics
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Fosfbmycin Na塩静注剤のウサギおよびイヌにおける体内挙動とその薬動力学的解析
柳沼 恵一村田 信二郎梅村 甲子郎友野 法子鬼海 庄一郎藤田 正敬
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1978 年 31 巻 8 号 p. 465-473

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抄録

Fosfomycin ((一)-(1R, 2S)-1, 2-Epoxypropylphosphonic acid, 以下FOMと略記) は, すでにCa塩経口剤について動物およびヒトの体内挙動が研究報告されているIN1-4)一方, Na塩静注剤に関しては, 著者らがラットの吸収・分布・代謝および排泄について基礎的検討をおこなつた上5), ヒト点滴静注の体内挙動とその薬物動力学的解析結果を報告している6)。
今回は, これまでの知見を踏まえて, ヒトの臨床的薬剤投与形態をウサギおよびイヌにおいて再現し, 血清中濃度, 尿中排泄および臓器分布を測定し, 薬動力学的解析をおこなつた。その結果, 本薬剤の薬効および毒性に関する基礎的知見が得られたので報告する。

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