The Japanese Journal of Antibiotics
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小児急性呼吸器感染症に対する9, 3-Diacetylmidecamycinドライシロップの2, 3の検討
中沢 進佐藤 肇新納 憲司平間 裕一成田 章中沢 進一近岡 秀次郎田添 克衛
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1982 年 35 巻 1 号 p. 240-250

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抄録

9, 3-Diacetylmidecamycin (MOM) は既に市販されているMidecamycin (以下MDMと略記する) のエステル型誘導体で下記の化学構造をもち, その特徴はMDMに比較して動物実験の結果からではin vivo活性が優れており, 内服後の血中濃度が空腹, 食後ともに高い点とされ, 成人に錠剤を投与したさいの成績からもこの面が実証されている1)。本剤の錠剤を使用しての臨床的, 基礎的検討は既におこなわれてきたが2, 3, 4, 5), 今回本剤の小児用製剤ドライシロップが製作された機会に小児科領域における一連の検討をおこなつてみたので以下今日迄の概況について報告する。

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© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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