The Japanese Journal of Antibiotics
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新CePhamycin系製剤Cefminoxの小児科領域における検討
成田 章佐藤 肇近岡 秀次郎鈴木 博之田添 克衛松本 貴美子中澤 進一中澤 進平間 裕一
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1985 年 38 巻 3 号 p. 679-692

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抄録

Cefminox (CMNX, MT-141) は明治製菓中央研究所で開発された新しいCephamycin系注射用抗生剤であり, 本剤の抗菌性はグラム陽性, 陰性菌類に広く作用し, 又, 各種細菌産生のβ-Lactamaseに安定で, Bacteroides fragilis, Clostridium difficile等に対しても活性を有し, 更に感染治療実験 (ED50) 上MICから推定される以上の効果を示す特徴が認められている。本剤の投与は静注, 点滴静注が主体となつているが, 成人の成績によると半減期は2~2.5時間とCephamycin系抗生剤としては長く, 体内で代謝を受けず8時間で約96%が活性の状態で排泄される。
本剤の成人各科領域における基礎的, 臨床的成績は1983年6月の第31回日本化学療法学会総会でシンポジウムの形式で発表され, 臨床効果解析可能な計1,061例に対する各科領域の有効率は50~100%, 平均71.6%で, 副作用発現率も1.4%と低く, 又, 軽症であり, 以上の結果から本剤の有用性が証明されている1)。
今回, 本剤の静注を中心とした小児科領域における基礎的, 臨床的検討を行うことができたので, 以下今日までの概況について報告する。

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