The Japanese Journal of Antibiotics
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尿路感染症由来fluoroquinolone耐性Proteus mirabilisにおけるDNA gyraseおよびtopoisomerase IVの変異
齋藤 良一佐藤 賢哉汲田 和歌子稲見 奈津子西山 宏幸岡村 登森屋 恭爾小池 和彦
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2006 年 59 巻 1 号 p. 41-43

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抄録

路感染症由来のfluoroquinolone (FQ) 耐性を示した2株のProteus mirabilisを対象とし, gyrA, gyrBおよびparC遺伝子のキノロン耐性決定領域における遺伝子配列を解析した。gyrA遺伝子は, Ser-83→Argおよびlle変異と, これまで報告されていないGlu-87→Lys変異を有する株が認められた。gyrB遺伝子とparC遺伝子は, それぞれ, Ser-464→TyrおよびPhe変異とSer-80→11e変異が認められた。以上の結果より, 尿路感染症由来P.mirabilisのFQ系薬耐性化機構は, 標的酵素の変化が重要な因子であり, さらに, gyrA遺伝子の87位におけるアミノ酸変異もFO系薬の高度耐性に関与すると考えられた。

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© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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