青森市民病院 [日本]
2021 年 24 巻 p. 4-
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
症例は70歳代女性。主訴は心窩部痛。既往歴は慢性腎不全。慢性C型肝炎として、8週間前よりエルバスビル、グラゾプレビルの投与を開始していた。心窩部痛のため急性膵炎として入院。しかし、治療は奏功せず永眠された。エルバスビル、グラゾプレビルの添付文書には、急性膵炎という副作用の記載はない。また、医学中央雑誌で検索しても報告はなかった。本症例をエルバスビル、グラゾプレビルの副作用による急性膵炎とは断定できないが、投与中に発症したため報告する。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら